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性交によって腟内に射精された精子は、卵子を目指して子宮から卵管内に進入し、そこで卵子と出会い結合します(受精の成立)。
その後、受精卵は細胞分裂を繰り返して、細胞の数を増やしながら子宮へと進み、
分厚くなった子宮内膜に着床して(妊娠の成立)、育っていきます。
卵巣で充分に発育した卵胞から、1個の卵子が放出されます(排卵)。腹腔に飛び出した卵子は卵管内へと取り込まれて、卵管膨大部に送られます。
【射精】腟内に射精された精子(数千〜数億個)は、子宮の入り口※から子宮内へと入り、卵管膨大部にいる卵子を目指します。
※排卵期には粘液の量が増え、性状が変わって精子が動きやすい状態になっています。
卵子に到着した精子は、卵子の周りに群がります。そのうちの1個の精子が卵子の中に入り精子の核と卵子の核が合体します。
受精卵は卵管内で細胞分裂を繰り返しながら、子宮へと送り込まれます。
子宮では、受精卵に栄養を与え成育できるように、子宮内膜が厚くなって※受精卵の受け入れの準備をします。
※成育の環境はホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の影響を受けています。
受精7日目頃に、分裂を続けた受精卵が胚となって子宮に到着すると、子宮内膜に沈みこんで着床します。こうして妊娠が成立します。
通常28日前後の月経周期の場合、最終月経から約2週間後に排卵がおこり、受精し着床に約1週間かかるので、妊娠が成立するには約3週間かかります。