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卵巣にはさまざまな腫瘍ができますが、その中には大きく分けて、良性のことが多い「卵巣のう腫」と悪性のことが多い「充実性腫瘍」があります。 |
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● 症状 腫瘍が小さいうちはほとんど症状はありませんが、大きくなってくると、おなかの圧迫感や痛み、腰痛、月経異常などがあらわれてきます。 ● 治療 手術により腫瘍を取り除くことが基本ですが、腫瘍が小さく良性の場合は、経過をみるだけでよく、特に治療は行われません。もし手術で2つある卵巣のうち1つをとり除くことになったとしても、もう1つの卵巣が機能していれば妊娠は可能です。 卵巣腫瘍は自覚症状が出にくく、発見が遅れがちな病気です。30歳を過ぎたら、年に1回は婦人科の検診を受けましょう。 |
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女性特有の臓器である卵巣に悪性の腫瘍ができる病気です。自覚症状がないうちに病気が進行していくのが特徴です。早期発見が難しいがんですが、超音波による検査や血液検査が有効なことがあります。以前は40~60歳代の女性に多くみられましたが、最近では思春期の女性までふくめ、年々増加する傾向にあります。 |
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● 症状 腫瘍が小さいうちはほとんどが無症状です。腫瘍が大きくなって、こぶしより大きくなると、固いしこりが下腹部に触れたり、腰痛、下腹部痛、月経不順、また場合によっては、腹水といって、おなかに水がたまったりします。 ● 治療 基本的には手術と化学療法が中心になります。卵巣、卵管だけをとるのか、リンパ節や他の臓器を含め広くとるのかはその時々によって違います。また、卵巣がんは再発の多いがんですので、多くの場合、術後化学療法が行われます。卵巣がんは比較的、化学療法が効果的であるといわれています。 |
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月経の周期は卵巣から分泌される、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つの女性ホルモンによって調整されています。このホルモンのバランスが崩れることにより、月経の周期が一定でなくなります。
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● 症状 正常な月経周期の目安は25~38日とされています。周期が39日以上で年に数回しか月経のない場合を稀発月経、周期が24日以内でひと月の間に2~3回も月経がある場合を頻発月経とよびます。長い周期のときと、短い周期のときの差が6日以上ある場合も月経不順とよびます。 ● 治療 たとえ月経が不順でも排卵さえきちんと起こっていれば、特に治療の必要はありません。基礎体温をはかって排卵があるかどうかを確認することが大切です。また血液検査で確実に排卵があるかどうかをチェックすることができます。 |
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